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英語なんて言葉なんだ!こんなものやれば誰だってできる! っていう予備校のCMが割と好き


ま、東進ハイスクールは別に本題ではないのですが。

 
今更Blizz系ゲームの日本語ローカライズの現状と可能性を調べてみている。

私はWorld of Warcraft を始めて多分5,6年になる。

大学3,4年次にFinal Fantasy 11 で初めてMMORPGにがっつりはまり、確かArtifactを揃え終わったところで急に我に返ってやめたのをよく覚えている。

その後はまぁ時々PS2で遊ぶぐらいのライトゲーマーで、社会人になって小金を持って車にハマった、というのもあったが。

友人に初めてのRTSであるAoEを教わって外国のゲームも面白いじゃん、ぐらいに思ってたところにBattlefield 2 が出たばかりの頃だったため、その友人に誘われるがままに初めてのFPSと初めての自作PC作りをやったのがまぁ大体9年ぐらい前。

つまり割と遅咲き(?)なのであるが、どうもこの頃からいわゆるPCゲームに嗜好が傾き、以来コンシューマーゲームはせいぜい無双系でストレス解消するぐらいになった。
何でかは分からないが。

FPSでグロ耐性が付いたのか、多分大学時代にはハマりもしなかったGTAやらのゲームもよくやるようになり、その頃にまたMMORPGやってみようかな、と思ったところで、実は世界で一番売れてるMMORPGはFF11ではなく、World of Warcraft つぅゲームだということを初めて知った、と思う。

結構それは私にとっては衝撃的で、「日本のゲームは世界をリードしていて、採算の取れにくいMMORPG業界において唯一成功しているのがFFだ」ぐらいの狭い世界観だった自分の前に急に開けた世界が広がる感覚だったのを覚えている。

まぁ結果拙い英語力でもできるか不安を抱えながら初めてみたら、時期的にも暇だったからかドンドンと世界観とシステムにハマり、この体たらくというわけだ。
途中、青天の霹靂的に結婚やら転職やら起業やらでゴタゴタしたため休んだりもしたが、割と頻繁に帰って来てしまう。


さて、長々とエクスキューズをしたのだが、そういう適当ゲーマーが、まぁ今更議論も尽くされたWorld of Warcraft やDiabloが何故未だに日本に対応していないのか、っていう点を考えてみた、ということです。
ちょいちょい言われているのが Warcraft3 のローカライズを担当した CAPCOM と仲が悪くなったから、とか言われているが、都市伝説と言うよりほぼデマに近いな、という印象。

結局のところはマーケティングの結果です、と。。

つまり単純に
日本で販売しても売れない ⇒ ローカライズするコストと採算が取れない
ということかなと。

じゃあなんで日本で売れないと言われているのか
1.ゲーム市場自体がどんどんライトにライトに流れていて、全体的に縮小傾向
    もしもしゲー然り、携帯ゲームしかり。
    ゲームのためにグラボを買って自作PCを作って、なんてのはまだまだ圧倒的少数派
2.月額課金
    前述の市場の話の一要素ではあるが、タダゲーアイテム課金が普通になってしまい、
    月額でプレイすること自体が一般的ではない
3.キャラクターの絵柄
    日本人はキャラクターありきなので、アメリカンなバタ臭い絵柄は受けない
4.世界観
    ファンタジーは大好きだけど、クエストの内容がいちいち「耳もいで来い」とか
    「首持ってこい」とかグロ耐性が低い穏やかな国民性と合わない
5.英語文化に対するコンプレックス
    日本語化したとしても、割と元ネタ英語パロディが多かったり、英語の文化をベースとする上、
    PuGだとどうしても外人とコミュニケーションせねばならないのが敷居が高いと思われる

細かく上げればキリがないけど、結局は
「英語」「世界観」「市場」
かなぁと。

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Blizz系のゲームの国内代理店は結構色々と推移してきている。

ソースネクスト ⇒ CAPCOM ⇒ Livedoor ⇒ Square ENIX

ソースネクストのローカライズの酷さからCAPCOMと契約を結び、批判は多々あったものの、CAPCOMとは結果円満に契約満了したといわれている。
未知数のLivedoor を経てホリエモン事件でゴタついて頓挫した末、現在はSquare ENIX が国内代理店を務める。
PS4向けのみとはいえ、スクエニが Diablo3 をローカライズしてくれる(2014年)予定というのは、割と自分にはうれしいニュースだったりもする。

ではWoWはっていうと規模からしてDiabloのように簡単には行かないだろうなぁと。
結局日本の市場、というより日本人そのものが独特なのだ、と身も蓋もない結論に着地せざるを得ない。
ゲーム然り医療然りIT然り。
私の身の回りにある要素だけでも数えるに余りある日本人の独自性は、こと日本人の端っこにいる私には少々窮屈にも感じてしまう。

ま、そんなポエミーなことは結局忘れるんですけど、実際、スクエニは色々言われつつもCoDのローカライズやったり、FF7,8を後からわざわざPCゲームにしたり、と割と私の中では「やってる」イメージがあって、割と期待してしまうのです。

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最近どうも海外の学校に通う日本人が日本を紹介する動画を作って、それが注目を浴びているようです。
曰く
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大学の卒業制作で制作した映像です。
日本で生活していると、当たり前すぎて気づかない「不思議な事実」を、海外で生活した経験も生かし、外国人の視点から統計とともに映像化しました。
笑いつつも、「なんか不思議だな」と考えてもらえれば幸いです。
日本語版と英語版を制作しました。
――――――――――

結局目的は「日本人に訴えかけたい内容」らしいのですが、私はどうも自分で自分を落とす、こういう自虐的でシニカルな (ある意味超日本的な) 内容は正直大嫌いで、
率直な感想として「気持ちわりぃなコイツ」と思ってしまった。
これのEnglishバージョンを作って発表してるとか、もはやしゃらくさい、としか思えず、どうにもこうにも。

Japan The Strange Country English


おかしな国日本を紹介(日本語)



私は仕事柄英語でやり取りもしますが、英語は決して得意ではなく、物凄いBroken Englishを話します。
だけど、「日本ユニットの社員はまともに英語も出来ない上、シャイで自虐的だから」みたいなステレオタイプへの当てはめに基づいて、海外の社員にことさら色々とハブられ、
結果日本の社員同士で固まるを良しとするのが大嫌いで、そういう扱いする海外の社員には超攻撃的かつ高圧的になります。
おめーらが理解しろこの野郎、ぐらいの。
私はやっぱり端っこで歪んでるのだろうかなー。自虐してみました。

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